●Friends International Work Campとは
FIWCとは、フレンズ国際ワークキャンプ(Friends International Work Camps)の略称です。
第2次世界大戦後復興のため、アメリカ・フレンズ奉仕団(AFSC)がワークキャンプを日本に伝えました。1950年代にAFSCから独立し、FIWCが結成されました。私たちのFIWCの「フレンズ」はその精神を受け継ごうという意志から採られたものです。
以来FIWCは、国内外でワークキャンプを50年以上行っています。
現在、FIWC関東委員会、FIWC関西委員会、FIWC広島委員会、FIWC九州委員会があります。関東委員会ではさらにフィリピンキャンプ、中国キャンプ、韓国キャンプ、ネパールキャンプがあり、れぞれが単独の団体として独自の活動しています。
FIWCは一般市民、学生による非政府組織(NGO)であり、いかなる政治・宗教団体とも一切関係はありません。
●ワークキャンプの起源
ワークキャンプの歴史は長く、その始まり第1次大戦後までさかのぼります。
1919年、オランダで開催された国際友和会(Iternational Fellowship of Reconciliation)の会議で次のような案件が決議されました。
「以前の敵との和解は、いかなる物質利益も考えない、奉仕の精神にのみ基づく一般的な仕事によってなされる。」
この会議に同席していたスイスのキリスト教徒(クエーカーと呼ばれる一派に属する)ピエール・セレゾール(Pierre Ceresol)はその決議を具体化するものとして、国際労働キャンプ=ワークキャンプを提案したのでした。彼は、言葉が意味を持つのはそれが行動を伴うときであると体験していたからです。
セレゾールがワークキャンプを提案した翌年の1920年、彼の呼びかけでフランスのヴェルダンに、若者の国際的集団が集まりました。ヴェルダンは第一次世界大戦時中最大の激戦地となり、完全に廃墟と化していた地です。
フランス、ドイツ、イギリス、オーストラリア、スイス、オランダ、ハンガリーから・・・。そして将兵も民間人も兵役拒否者もいました。
つい最近まで「敵」同士だった彼らは復興再建のために五ヶ月間寝食を共にし、家屋の建築、道路工事、整地、植林などの建設作業に従事したのでした。
これが世界最初のワークキャンプでした。それからワークキャンプは、国際的な規模で拡大されていきました。
●日本初のワークキャンプ
セレゾールのワークキャンプに影響を与えたアメリカン・フレンズ奉仕団(AFSC)は日本のワークキャンプにも影響を与えました。
1923年9月関東大震災の直後、AFSC日本支部は基督友会奉仕団を設立しました。深川公園で天幕を張り、被災者の救護を行いました。
具体的には友愛住宅の建設、医療級活動、栄養不良児に対する牛乳補給などでした。
これが日本初のワークキャンプと言われています。
●FIWCの誕生
日本初のワークキャンプに貢献したAFSCは多様な信仰を持った人々を包含するクエーカーの一団体です。政治的な立場や違いを乗り越えて、さまざまな困難な状況に置かれた世界の人々に対して、救済を行い、立ち直らせてきました。
1950年、AFCSにより設立されたJapan Work Camp Committeeは、翌1951年に「ワークキャンプ委員会」とされました。これがFIWCの母体となっています。
その後、ワークキャンプの参加者や学生有志が集まって、日本人の手によってFIWCの基礎が築かれ、1956年にFWICの名前が登場しました。そして1961年にFIWCは完全にAFCSから独立し、関東、関西、広島、九州がそれぞれの地で活動を展開するようになり、今を迎えるに至ります。
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